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国指定重要文化財「三作神楽」伝承のために

令和2年度で閉校した周南市立和田中学校。これまで総合の授業で、国指定重要文化財・三作神楽の伝承に、保存会が指導者として生徒と取り組んできました。閉校したことで、これまで継続してきた中学生への伝承活動をどうしていくか、保存会で模索していたところ、統合先の周南市立富田中学校で「三作神楽クラブ」の創設という新たな物語が誕生しました。和田地区の中学生が富田中学校に通うことで校区が広がる。これは三作神楽を多くの生徒に周知できるチャンスと保存会は捉え、新たな場所での出会いの中で取り組み、令和5年の式年祭(6年に1度の執行)に向け、士気を高めています。
令和3年6月2日、保存会はまず、富田中学校の全校生徒を対象に、三作神楽の歴史や活動歴、伝承者の想いを伝え、実際に演目を観てもらうことからこの物語をスタートさせました。

「清めの舞」23演目ある舞の一番始めに舞い、基本形となる。その場を祓い清める意味がある。
「卓の舞」4人の舞手がテンポよく勇壮に舞い、23演目の中でも人気が高い。その地に潜む悪霊を踏みしめる意味がある。

この取り組みを広く市内外にも発信したい。コロナ禍に翻弄され、閉塞感いっぱいの今の時代だからこそできることを。三作神楽保存会・会長の佐藤貴志さんは、芯の強さを滲ませた笑顔で語ってくださいました。

三作神楽保存会・会長 佐藤貴志さん

富田中学校「三作神楽クラブ」は、富田中学校生徒を対象に、6月10日まで、三作神楽の舞手、楽師を募集し、10月に予定されている富田中学校文化祭でのステージ発表をめざして、6月16日に第1回目の練習を行う予定です。

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